RAINBOW SLEEVES

~ミセス・ビーンズの人生劇場~

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ローマの休日 第7話

マリア(出身国不明)が週に何回か掃除に来ていた。
その日も私は掃除の邪魔にならないように部屋の外に出た。
Mの家は一階にあって、外には庭ではなく、タイルが敷き詰められたオープンテラスがあった。
外壁に寄りかかってぼーっとしていると、「チャオ!」という声が頭上から降ってきた。
ふと見ると、向かい側の建物の3階の窓から、人なつこい笑顔で手を振る男性。
彼はマルコ。
弁護士志望の大学生で、教授の家を訪ねて来ていた。

マルコは陣内孝則さんをデフォルメしたような愛嬌のある顔だった。
弁護士をめざすくらいなので、きっと頭脳明晰なのだろうが、
つたない英語で一生懸命コミュニケーションをとろうとする彼はとってもチャーミングだった。

Mへの紹介を経て、マルコもMの家に出入りするようになった。
Mはマルコとイタリア語でやり取りをし、「変なヤツではない。大丈夫」ということになったのだ。

ローマの夏は暑い。暑いけれど湿度が低いので日陰に入れば涼しさを感じる。
ただ、Mの車もマルコの車もエアコンがついていなかったので、
日中、車で渋滞に巻き込まれると大変なことになる。
だから、私たちはもっぱらバイクで出かけた。

マルコは勉強の合間をぬって、いろいろなところに連れていってくれた。
彼は本当にひょうきんで、いつも私は笑っていた。
マルコと出会ってから、私の「ローマの休日」は一変した。
「仲間」が出来たのだ。

私は良い機会なのでイタリア語を教えてほしかったが、
彼は彼で英語のブラッシュ・アップのために、私とは英語での会話を望んでいた。
そんなわけで、結局、私が覚えたイタリア語は1から10までの数字と、「私は○○です」
「暑いですね」だけ。なんということだ。ははは。

お礼に私もマルコに日本語を教えた。

「ドーモ。ワタシハ マルコ」

ことある毎に言っていた。

「ドーモ。ワタシハ マルコ」



今でも覚えているだろうか。




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この記事のコメント

教える日本語間違ってますって。
日本人に向かって
「ドーモ。ワタシハ マルコ」
って言ったら
単なるチビまるこちゃん好きの変な大人って思われちゃいますって。

ポチっときます。
2008-04-09 Wed 08:22 | URL | ミナト #-[ 内容変更] | top↑
がはははははは。
ほんとだっ。

うちの子ども達も彼の名前が本当に
「マルコ」だって言ったら、
めちゃめちゃビックリしてましたよ。
「え゛ーーーっ!?男なのにーーーっ?」って(笑)。

せめて「マルオ」だな。ぷぷっ。

そうそう、そう言えば先週、
マルコからメールが来て、無事が確認できましたよ~。
ちゃんと弁護士の仕事も頑張っていて
二人の子どものお父さんになったんですって。

師匠ももうすぐですねv-392

ぽちっとありがとうございます。v-352
2008-04-09 Wed 20:33 | URL | eritorie #-[ 内容変更] | top↑
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