RAINBOW SLEEVES

~ミセス・ビーンズの人生劇場~

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ローマの休日 第2話

約束通り、Mは空港まで迎えに来てくれていた。
久しぶりに見る彼の表情はローマの明るい日差しの中で生き生きとしていた。

彼はお祖父様が購入してくれたという1LDKに独り暮らし。
LDはかなり広く、調度品も高価そう。
美術学校を卒業している彼らしく、自画像も含め、壁にはたくさんの絵がかけられていた。
中でも大きなチェ・ゲバラの絵が印象的だった。

ローマについたその夜はワールド・カップの決勝前夜。
町は世界中から集まった熱狂的なサッカー・ファンであふれかえっていた。
私たちはカラカラ浴場に向かった。
そこで、三大テノールによるコンサートが行われることになっていた。
ちょうどリハーサルの時間だった。
当然、チケットはなかったので、そのコンサートの模様は帰宅してからテレビで堪能した。

その日、久しぶりに彼のトマトソースのペンネを食べた。
「このソースは本場イタリアの友達に教わったから、おいしいでしょ」
と、私が娘によく言うその「友達」とはMのことである。

次の日、彼はバスや地下鉄の乗り方を教えてくれた。
私の滞在予定は約一ヶ月間。その間中、彼につきっきりになってもらうわけにもいかない。
イタリア語は話せないが、少しずつ覚えよう。
英語がわかる人も多そうだし、なんとかなるだろう。

でも実は1人で動き回るのはとっても不安だった。
ま、もともと弱虫なのだ。他力本願、依頼心が強い私。
やっと実現した「ローマの休日」なのだから、そんなことは言っていられない。
わかってはいるけど、相当気合いを入れないと家の外に出られそうもなかった。。。

そして。。。案の定、
「ごめん。急に撮影の仕事が入ったんだ。しかも撮影は夜中。
   昼夜、逆転するから、ほとんど一緒に過ごす時間がないなぁ。」

彼は当時、アシスタント・カメラマンをしていた。
「ニュー・シネマ・バラダイス」の撮影現場も経験していた。
美術への道か、映像の仕事か、迷っている時期だったのかもしれない。

そんなわけで、彼は朝方帰宅、就寝。
私は日中静かに家で過ごすか、無理して外出。
私が帰る頃には、彼は仕事へ。
そんな毎日がスタートした。
                             続く。。。
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この記事のコメント

まだ全然マジメにブログってますね。
でもちゃんと続きが気になる
終わり方になっててうまいじゃないですか!
また来ます。
2008-03-29 Sat 14:40 | URL | ミナト #-[ 内容変更] | top↑
こんばんは、師匠っ。
根がマジメなんですって(!)

うぅ。。。
やたらに褒めない師匠に褒められたぞ。。。

よしっ。
次は。。。

って、もう書いてないんでした~~v-411
でも過去記事で添削していただいてるようで
私も読み直したり、勉強になりますよ。
今後のためにv-392

ありがとうございますっv-352
2008-03-29 Sat 23:19 | URL | eritorie #-[ 内容変更] | top↑
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