RAINBOW SLEEVES

~ミセス・ビーンズの人生劇場~

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ローマの休日 第4話

Mのお祖父様はたまに家に立ち寄るらしい。
私がローマに着いた日も、Mの大好物のフルーツのタルトが冷蔵庫に入っていた。
「おじいちゃんが買ってきてくれたんだ」と言っていた。

Mのご両親は離婚していたので、二十歳そこそこの独り暮らしの孫を心配しないわけがない。
留守中に家に入れるっていうことは鍵を持っているということ。。。。
わぁ。。。はち合わせしちゃったらどうしよう。。。
「大丈夫。日本人のお客さんが来るって言ってあるから」とM。

結局、滞在中にお祖父様に会うことはできなかった。

「おじいちゃんたちは家で朝食を食べないんだ」
いわゆる「ブランチ」らしいが、毎日行きつけのレストランで朝食をとるのだ。
私には想像もできない暮らしぶりだ。
一度だけ、そのレストランでMと食事をした。
私もこんなすてきなレストランで毎日食事がしたいものだ。

Mには英語の先生がいて、プライベート・レッスンを受けていた。
私も英語を十分に話す機会があった方がいいということで、その先生を紹介してもらった。
ニュージーランド出身でイタリア人の奥様がいる優しい笑顔のライト先生。
一応、「レッスン」という名目だったが、私たちはもっぱら世間話をした。
ユーモアのセンスのある方で、ちょっと品のいいジョークやネタ話をたくさん持っていた。
私はいつも大笑いし、一生懸命メモをとった。
その後、どこに行ってもライト先生直伝のジョークを披露したが、大好評だった。

ライト先生のお宅に毎日伺うこともできなかったし、日中、1人で過ごすことが多かった。
時間をつぶすために、たまには地下鉄を使わずに延々と暑い日差しの中、歩いたこともあった。
迷子になったこともあった。でも、一人はそんなにいやではなくなくっていた。
ただ、一人でいると心配なことがひとつあった。
ロンドンで「イタリアの男にお尻をピンチ(つまむ)されないようにね。」と言われていたからだ。
「君はいい女だ」という意味だという。
私はいつも後ろを気にしながら歩いた(笑)。
もちろん、一度もそんなことはされなかったが、誰がいきなり見ず知らずの女性のお尻を
つまむというのだ。考えられない。許せない。
本当の話なんだろうか。それとも私がからかわれたのか。
でも彼らならやりそう。。。と思ってしまうのは実に失礼なことだ。

そして、ある日、Mの家にもう1人居候の仲間が増えることになる。
ニューヨーカーだった。





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この記事のコメント

なるほど今のeritorieさんをおもろい人に育てたのは
ライト先生なんですね!
そんなおもろいニュージーランド人が
いたんですね。
がしかしロンドンでお尻をピンチされなかったのが
かなりショックのようですね・・・
まあたまたまですよ。
2008-04-01 Tue 08:25 | URL | ミナト #-[ 内容変更] | top↑
いや~、師匠のところは盛り上がりましたねっv-392
まさかとは思いつつ、もしやの「匂い」もかませられ、
しかもカウントダウンですからね~。
参りましたっv-435

で、「おもろい人」ですけどね。
やっぱり「笑い」は言語を超えますよね。
何語をしゃべってもキャラはにじみ出ますね。
「おもろいニュージーランド人」って。。。がはははは。
いるんですよ、師匠みたいなニュージーランド人が(笑)。

あれ!?
にじみ出てますか、やっぱり。。。
未だに尾を引いてますよ。
なんで誰もつまんでくれなかったのか。
お尻突きだして歩いてたんですけどねv-359

あ~、とりあえず今日はほっとしました~v-411
2008-04-01 Tue 20:42 | URL | eritorie #-[ 内容変更] | top↑
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